あれから1年。何も変わらない上尾市議会!!

昨年の12月議会最終日は、2年続けての徹夜議会となりました。2年前はご存知のとおり市長・議長逮捕を受けての議長選で、逮捕された議長が所属していた会派の新政クラブの団長である小林議員がそれでも議長職を要求したためです。結果は他会派の同意を得られず断念せざるを得ませんでした。この時はマスコミを意識した公明が同調しなかったためです。結果はその公明から議長が誕生となりました。今回の徹夜は「政治倫理条例」の制定を巡ってでした。「政治倫理条例」とは多くの自治体が決議していますが、議員の利益となるような公共事業等の口利きをさせない等の条例です。2年前の逮捕劇は、まさしく議長と市長が西貝塚のゴミ処理場の管理運営を賄賂を受け取って知り合いの業者に受注させようとした事件でした。当然それを見過ごした上尾市議会にも大きな責任があります。このような事件を2度と起こさない為にも政治倫理条例で議員の口利き等を規制すべきです。この政治倫理条例の制定を求める私が以前属していた上尾政策フォーラムと共産党、条例は必要なしという新政クラブ、それに追随する公明という図式で話し合いがつかず、徹夜議会となったようです。結果的には多数決で条例案は否決となりました。この事は何を意味するのでしょうか。公共事業等で利益を得ようとする新政クラブの議員がこの条例制定に強く反対し、その事に対して公明が見て見ぬ振りをしたという事です。そして議長は新政クラブ代表の小林議員、副議長は公明の長澤議員が選出されました。2年前の市長選挙の時、私は上尾市政を大きく転換したいと訴えました。今変えなければこのような事件はまた繰り返されると訴えました。結果は私の力不足でその事が市民に届かなかった事、慚愧に堪えません。これは予想された通りでしたが、上尾市議会は、全く変わっていない事が明らかになった訳です。市長も市議会議員も選ぶのは市民です。今年の12月は上尾市議会議員選挙です。市議会を変える事ができるのは、市民の皆様方だけです。